ポチャニティ!

165センチ、80キロのおデブ系妊婦の記録。

【12w2d】妊娠中の悪夢と胆汁嘔吐

◎リアルな悪夢

最近…といっても9w頃から毎晩なにかしらの夢を見ていて、その8割くらいが悪夢です。

大抵そのままパニック映画にできそうな長編リアル作品なので、飛び起きてからしばらく眠れないこともしばしば。

普段から寝つきが早く、一度寝ると朝まで起きないタイプなので、眠れない状態にビビりまくってます。

赤ちゃんに何か異常が起きているせいだったらどうしよう…とか、夜中に眠れないことが赤ちゃんの発育に影響は?とか色々と心配してたんですが

ふと、もしかして他の妊婦さんもそうなんじゃないかと思って「妊娠中 悪夢」で検索すると、結構たくさんの妊婦さんが経験されている模様!


妊婦さんが見る悪夢、科学的にも証明されているそうで

・内臓が圧迫されていて苦しい

・女性ホルモンが通常時と違う

・妊娠、出産に対する漠然とした不安

・赤ちゃんが夜中でも活動中のため熟睡できない

⇒悪夢を見やすい

ということらしく、根本的な解決にはなってないものの、ひとまず安心。

元々の寝相が仰向けなのと、妊娠してから胸のサイズが大きくなって横向きだと胸が腕に挟まれて痛く、そのまま仰向けで寝ていたのですが、この仰向けで寝ることも結構「悪夢」に繋がってるらしいです。

もう少し後に買おうと思ってた「抱き枕」の導入を、早めに検討しなきゃーと思ってます。


◎さくっと出てきましたね


吐く系の話。

つわりは、だいぶ回復傾向にあります。

水分はしっかり取れるし、調子がいい日には「クリスマスだもんね!」とか言いながら骨つき鳥を食べたり、家族とビュッフェ行ったりできるくらいには復活してきています。

それでも、週1〜2くらいはどうしようもない強烈な吐き気があります。

酷かった時も含めて、大抵わたしが吐く時は空腹時なので、すっぱい液体しか出てこないんです。

栄養は吸収してるっぽいから助かるんですが、げっぷや吐くことで胃酸が通るせいで喉の粘膜がヒリヒリ痛いのが辛い。

(今思えば、つわり初心者の頃は胃液が一発目から出ることにもビックリしてました。慣れって怖いですね。)


この間吐いた時、びっくりする程にっっがい結構鮮やかな黄色のものが出てきちゃったんです。

黄色いものなんて食べてないけど何だろう?と思って、不安になって調べたら

「胃液が無くなった時に胆汁が出る場合があり、これが(場合によっては緑色がかった)黄色で物凄く苦い」

という記述が。。た、胆汁だって…!


知恵袋にも「妊婦ですが、割と簡単に胆汁を吐いてしまいます。異常が起きているのでしょうか?」みたいな質問があったし、割と妊婦あるある?の様子。

でも、5回10回と吐いて最終的に胆汁まで出てきた訳じゃなくて、初回嘔吐で気楽に出てきた謎は解決せず。。

何となく、胆汁まで出したい気分だったんでしょうか?

妊婦の体は、本当に謎ばかりです。

【9w4d-5d】母子手帳と第1回妊婦健診

☆母子手帳の交付


◎いざ、保健センターへ!

母子手帳の交付は市役所で行われると思い込んでいたため、保健センターと知ってビックリしました。

自治体によっては市役所で交付する場合もあるようなので、これから母子手帳を貰う方は念のために一度HPなどをご確認されてから行かれた方が良いかもしれません。


保健センターの受付で、「母子手帳を…」と言うと、小部屋に案内されました。

病院の先生から「マイナンバー、カードに切り替えた人はカードだけ持って行けば良いから」と言われていたこともあり、意気揚々とカードを渡そうとしたところ

「はじめに、免許証など身分証お預かりして良いですか?」と言われました。


あれ?と思いつつ、免許証を渡しました。もしかすると、まだ免許証を必要とする場所もあるのか?

もしくは私が住んでいる市がカードへの移行が全然進んでなくて、通知カード+身分証前提なのかも?

きちんとカードに切り替えた方も、念のため身分証も何か持って行った方が無難かと思われます。


◎個人情報といくつかの質問記入

まず、申請用紙を渡されます。

そこには現住所や妊娠を判定した産院、現在の不安事項やサポートしてくれる人の有無など色々と記載する項目があるのですが

その中でも印象に残っている質問が「出産がわかった時の気持ち」というもの。


3項目に分かれてて、確か

・嬉しかった

・嬉しさと悲しさ半々

・妊娠を望んでいなかった

みたいなことが書いてあって。

そっか、嬉しくない人もいるんだ、と当たり前のことに少し衝撃を受けつつ、「嬉しかった」に丸をつけたんですが

その後もらった資料に、「10代の8割、20代前半の6割が望まない妊娠」と書いてあって

なんとも言えない気持ちになったのでした…。


記載事項の確認の後、母子手帳と14回分の妊婦健診補助券、妊婦に対するサポートの各種説明を受けました。


時間にして、全部で1時間弱だったかな?ルンルンで建物の写真とか母子手帳と一緒の写真とか撮って、家に着くなり補助券の妊婦記載欄に書き書き!

絶対に市内では引越ししない!という事情があったので、全部の紙に住所とか色々書いてしまいました。



☆第1回 妊婦健診


◎当日の検査の流れ

母子手帳と補助券を握りしめながら、病院へ向かいました。

相変わらず旦那同伴だったのですが、土曜ということもあって4〜5組が旦那様同伴のカップル。そんなに気にしなくても大丈夫のようです。


最初に尿検査、体重、血圧の検査をして、診察とエコーの確認を行って(ここだけ旦那同伴可能)

血液検査の後で助産師さんと面談、という流れでした。


さて問題の体重は…あれ!?79キロ!?

そういえば、いつも体重は朝いちばん痩せている時間に部屋着で測ってるのに、今日は採血で倒れないように朝ごはんも飲み物も結構ガッツリ食べたんだった!やっちまったー!

その場では特に何も言われなかったものの、軽く頭を抱えながら血圧を測り、待合室に戻りました。


ぽーっと待っていると、「○○先生がお産に入りました、問診が一時ストップします」というアナウンスが。

そっか、当たり前だけど、計画的にお産なんてできないもんね。「では午前の問診が終わった後に出産開始してください」なんて言えないもんね…。

旦那と二人で、産婦人科医の大変さ、凄さの一部を実感したのでした。


◎お腹の中に色々とつっこむ

しばらく待って、いよいよ問診に。

先生との質疑応答などがあってから、下半身すっぽんぽんで検査台に座る。

やっぱり、若干の恥ずかしさ軽減ができるのとズボンをいちいち脱いだり履いたりしなくて良くて楽なので、検査の時はワンピースにタイツスタイルをオススメします。

第一回検査だったこともあり、エコーの前に子宮頚がんの検査があるんですが、これが結構痛い。

思わず、「あいたた…」って言ってしまう程度に痛い。ぶっちゃけこの後の採血より痛かった。

しばらくはこの検査による出血の可能性もあるので、出血してもしばらく様子を見てね!って言われました。

確かに先生の仰る通り、その後少しだけ出血して次の日には無事に止まりました。


続けて、私の横に旦那が入り、お待ちかねのエコー検査へ。(ここで、あくまでも妊婦さんが良ければ!という注意が入ります。まぁここ入らなければ何のために同伴できてるのか分かりませんけど)

つわりのまとめ記事でも書いた通り、9wでつわりが落ち着いてきてしまっていたため不安で仕方なかったのですが、心配に反してものすごーく元気!

(それもそのはず、現在11wですが、バッチリつわり復活してきてます)


先生「あ、手を振ってるね。足も蹴ってる。」

私「元気だ、良かったぁ〜!!」

旦那「なんだか赤ちゃん、暇そうだね」


確かに、お腹の中は真っ暗。赤ちゃんの細胞は忙しくしていても、もしかしたら赤ちゃん自身はとても暇なのかも?

まだ音とかは聞こえないと思うんですが、刺激はそろそろ赤ちゃんにも伝わるかも?と思って

たまにお腹をポンポン叩いて、元気にしてるかー?って呼びかけてます。


◎採血

看護師さんが、とてもベテランでプロでした。

過去に一度だけ、本当にちょっとですが気持ち悪くなったことがあり、準備されている5本のチューブにビビりながらの採血だったのですが

「初回だからたくさん本数を準備してあるけど、実際に採血する量は大さじ2杯くらいだからね」って言われて、あぁそんなもんかと思いながら

「体から血が抜かれてる」ことを意識しないように、全然違う壁を見ながら看護師さんとおしゃべり。

懸念していた採血は、何の問題もなく終わりました。

※血を抜いているところをしっかり見ないと倒れるって方もいるので、これが良い方法とは限りません。


◎助産師さんのおはなし

さて、最後に助産師さんとのお話。

「体重が普段の時よりも1キロも増えたね、食べづわりかな?」

「は、はい…」

それ朝イチの体重で、なんて言ったところで、そもそも朝ごはん1キロも食べてじゃないし…


「ちょっとつわりが3日前くらいから治ってきちゃって、つい食べてしまって、できるだけ食べないようにしてるんですが、空腹だと空腹で気持ち悪くて」

とか、何故か無駄にあがく私。

「食べないようにするんじゃなくて、バランスよく食べるように心がけてね!今の時期だと鍋とかいいよ!」と真っ当なことを言われ、内心土下座。


「ダイエットはしなくていいし、ここから体重は減らさなくてもいいけど、少なくとも現状維持で行こうね。」

あれ、確か「胎児3キロ、羊水や胎盤など1キロ」は自然と増えてしまうものだったような…?

つまりは、母体からは残りの7ヶ月で4キロ減らせ、ということですよね?

ぎゃぁ!それって私にとっては結構なダイエットです!


戌の日に妊婦帯を巻く風習があるけど、あれは実際やるにしても一瞬だけにして「トコちゃんベルト」と腹巻以外はお腹を締め付ける系のアイテム一切禁止だよ!とか

妊娠中の旦那さんとの仲良しは細菌感染の問題があるので、出来るだけ違う方法でね、とか、

色々な注意を受けて、初めての妊婦健診は終わりました。


次回検診は4w後!

また、赤ちゃんに会えるのが楽しみで仕方ありません。お正月で太らないようにしなければ!

【6w前半〜10w前半】暗いつわりの洞窟を抜けるまで

◎終わりが見えない


6w初期から8wいっぱい、何をしていても「つわりがしんどい」にしかならず

その中でも特に辛かった何日かは、精神的に完全に落ち込んでしまっていた日がありました。

一番身近な母親は、つわりを感じたことがないという幸せな女性だったし

周囲の女性から不妊治療の話を伺う機会はあったものの

「つわりは軽かった」と仰る女性ばかりで、あんまり辛いという話を聞いたことがなくて。

そりゃあ、水分も取れるし体調がいい日にはパンも食べれるし、むしろお腹が空くと気持ち悪いしで

一般的にみたら「軽度のつわり」とはいえ

それでも胃液を吐く時もあったし(むしろ空腹の時に気持ち悪くなるので大抵胃液しか出てこない)

胃液がちょくちょく喉を通るもんだから喉の違和感が物凄い上に、同じ理由で食道もやられて胸焼けに拍車がかかって

個人的にはしんどい毎日でした。


一番ひどい時は、もう妊娠やめにしよっか?って囁きが頭の中でしたくらい。

そんな自分に怖くなって、こんなことで弱音を吐くような奴がママになれる訳がないって大泣きして、旦那をずいぶん困らせました。


◎完璧なママには、なれない

『体重管理もしなきゃいけない、栄養摂取もきちんとしなきゃいけない、運動もしなきゃいけない、けど赤ちゃんに負担をかけるのはもっとダメだ。』

『食べなきゃいけない食材、食べちゃいけない食材、栄養バランスと摂取カロリーを考えて添加物は出来るだけ少ないものが良い。』

いつからか、そんな風に自分で自分を追い詰めてしまっていました。


必死に考えながら食事を極限までへらしているはずなのに、全く体重は減ってくれないし。

断続的にくる物凄い吐き気、何か作業を始めると即お腹にたまり始める空気、場所や状況を選ばない眠気が辛くて辛くて。

食べなきゃいけないって分かってるのに食べられないし、動かなきゃいけないのに動けない。安静の指示は出てないけど、それでももうあの出血の恐怖を味わいたくなくて、ちょっとでも動くことが怖くなって家に引きこもって気分も落ち込んで…。


「妊娠してる間はずっと幸せで一度も気持ち悪くなったりしなかったな。」

「今までの妊婦さんは、全部それを耐えて、こなしてきたよ。」

「妊婦には危険がつきまとうんだから太っちゃダメだよ。」

周囲からの激励の声が、まるで私にはママになる適性…どころか、妊婦になる適性がないと言われているように聞こえてしまって。


これでも私なりに必死に勉強して頑張ってるつもりなんだけど、何がダメなんだろう?

どうして、本当なら幸せの絶頂に居なきゃいけない時期に、ひとりぼっちで暗闇の中にいるような気分になるんだろう?

みんな喜んでくれてるのに、その言葉に傷ついている自分の感情はとても不適切なものなんじゃないか?

そもそも、妊娠に対して少しでも不安を感じたり、幸せを常に感じられない自分は、ママとして失格なような気もしてきて…


そんな私が出来たことは、ただただ襲い来る吐き気に耐えながら引きこもって毎日寝るということだけ。

私はなんてグズな妊婦なんだろう、って自分を追い詰めて、毎日泣くことしかできませんでした。


◎つわりの消失

そんなある日、9w1dだったかな?

突然、すっと吐き気が無くなったんですよ。

「11週までは治らないはず、流産だったらどうしよう!?」って頭の中は大混乱。


次の日には普通に吐き気も戻ってきてくれたものの、やはり段々と良くなる症状に本当にヒヤヒヤしながら9w5dに2週間ぶりの検診に向かったところ

そこに写っていたのは、クルクルと動き回り、こちらに向かってヒラヒラ手を振る我が子…。

うわぁ。元気だ。凄い元気だ…。


妊婦検診の話は、別の記事で書こうと思うんですが

ホッとしたのか、その日以降は体調が良い日の割合がどんどん増えていきました。


私の場合、症状が一気に無くなるわけではなくて

その日以降も胃が口から出てきそうな嘔吐に襲われることもあったんですが

それでも、徐々に楽になっていることを理解できた私にとって、多少の問題など瑣末なこと!

散々吐いてから「生きてるって実感するね!」と喜べる程度に精神が安定(?)してきたのでした。

10週の時点でここまで楽になった、というのは私は本当にラッキーな妊婦だと思います。


冷静に考えたら、

「薬やアルコールは禁忌、カフェインを含む飲み物もできるだけ控え、葉酸をきちんと取り、豆腐などの豆類および野菜をきちんと取るようにして、ナチュラルチーズや魚介類の摂取には注意を払い、毎日栄養士ばりのカロリー計算を行なって体重管理を行う」

なんてことを、つわりで2段階くらいバカになってる頭と体で毎日完璧にこなすなんて、無理ですよね。

なにしろ、生きるだけで精一杯なんですから。

せいぜい、毒物の排除と可能な日に葉酸のサプリを取ることくらいがこなせていれば、十分「頑張ってる妊婦」なんじゃないの?と今になって思います。


私が思い描いていた妊婦像は、あまりにも大きくて美しい理想でした。

つわりが少し落ち着いて冷静になった今、「家事を1つこなせたこと」「赤ちゃんのことをおもって、飲み物を少しでも口に入れられたこと」「カーテンを開けて日の光を浴びたこと」

そんな普段なら取るに足らないような日常が、どれもママとして十分に立派なことだったんじゃないかなって思います。


昨日10w2dだったんですけど

本当に久しぶりに、料理を私一人で作りました。

料理自体を久しぶりに作ったせいなのか、頭がポーッとしてたからなのか

かぼちゃは所々に芯が残ってたし、豆腐の水抜きが不十分でハンバーグの形が崩れるし、失敗感が拭えなかったのですが

旦那に「すげー美味しい味付けだ」って言われて、申し訳なさと嬉しさがこみ上げてきまして。

あぁ、ようやく元に戻れた、って気がして本当に嬉しくて。


まだ、起き抜けや炊きたてのごはんの匂い等、気持ち悪い時も多くあるんですが

徐々に解放されつつある、という希望で、多少の吐き気は抑え込むことができています。

きっと苦しい思いをされてる同じような時期の妊婦さんがたくさんいると思うんですが

(特に10週中盤なので、苦しさの真っ最中な方が多いと思うんですが)

いつか、こんな日が来ます。

それまで、どうか頑張ってください。